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温暖化影響情報

石川県における影響

石川県でも、地球温暖化の影響と思われる事象が発生しています。

地球温暖化防止の石川県における農業、水産業、森林、生態系への影響を紹介します。

農業への影響

登熟期に前半にあたる7月下旬~8月中旬の平均気温が高い年は白未熟粒が発生しやすく、一等米比率が低下する傾向にあります。特に県の主要な品種である「コシヒカリ」は高温に必ずしも強くないことが知られており、2010年には一等米比率が7割を下回りました。

水産業への影響

石川県周辺海域では、暖水系の魚の漁獲が増え、これまで見かけなかった南の海から来た魚介類の漂着が報告されています。

例えば、「寒ぶり」として有名なブリは、本来暖水系の魚種です。以前は北陸周辺以西が主な漁場でしたが、次第に北に拡大し、今では北海道周辺でも漁獲がなされています。


写真:「寒ぶり」として有名なブリ

写真:「寒ぶり」として有名なブリ


カワハギの仲間であるソウシハギは、主に沖縄周辺に生息していますが、近頃は、石川県でも混獲され、海岸にも打ちあがっています。この魚の内臓には強い毒があり、間違って食べると大変危険です。


写真:強い毒をもつソウシハギ

写真:強い毒をもつソウシハギ


森林への影響

平均気温が上がることで、平野部に近い里山では、もともと温暖な地方に生えていたタケの分布が拡大しやすくなりますが、反対にブナのように冷涼な気候を好む植物は、これまで生えていた地域から姿を消し、より標高の高い場所など、限られた地域へ追いやられてしまいます。


写真:里山に繁茂するタケ

写真:里山に繁茂するタケ


生態系への影響

県内でほとんど見られなかったニホンジカが、白山市や加賀市の山地で確認されるようになっています。山地での積雪が少なくなり、シカが餌を求めて移動しやすくなったためと考えられますが、シカが増えすぎると樹木の皮や貴重な植物を食べつくして森林が荒廃してしまいます。

また、白山では、本来生育していないオオバコやスズメノカタビラなど低地性植物の生育が確認されており、高山帯生態系への地球温暖化の影響が懸念されます。


写真:白山市内に現れたニホンジカ

写真:白山市内に現れたニホンジカ